多言語社会研究：社会言語学

愛知県立大学外国語学部 2019年度 後期（金曜 5限）

あべ やすし

abeyasusi@gmail.com

前期の内容

配布プリント

• 第1回 多言語主義について／授業ガイダンス
• 第2回 『日本語学級の子どもたち—引揚げの子どもが出会う〈日本〉』（1983年）をよむ
• 第3回 言語的少数者にとっての学校
• 第4回 言語を学ぶということ
• 第5回 災害がうつしだす言語問題
• 第6回 ことばを矯正するということ
• 第7回 ことばと優生思想
• 第8回 ことばと性規範
• 第9回 ことばをクイアする
• 第10回 制度化された識字がうみだす排除
• 第11回 識字のユニバーサルデザイン？
• 第12回 ピクトグラムでみんなに通じる？
• 第13回 情報技術による多言語化と均質化
• 第14回 復権と解放のための言語権
• 第15回 まとめ：社会のなかの言語、社会環境のなかの人間

参考になるサイト／ページ

• サイニー（CiNii）日本の論文をさがす - 国立情報学研究所
• 国立国会図書館デジタルコレクション
• かどや ひでのり／あべ やすし編 2010 『識字の社会言語学』生活書院
• あべ やすし 2015 『ことばのバリアフリー　情報保障とコミュニケーションの障害学』生活書院
• あべ やすしの本、論文、研究報告、翻訳など
• 多文化な子どもの学び─母語を育む活動から
• 手話の学校「明晴学園」
• 児童発達支援事業所 明晴プレスクール めだか
• 手話文法研究室
• 社会言語学 文献目録 - あべ・やすし
• 多言語生活情報 - 自治体国際化協会
• あいち医療通訳カフェ
• 東海日本語ネットワーク TNN
• 日本語教育学会 2019年度秋期大会（大会プログラム PDF）
• シンポジウム「多言語環境で育つ子どもの発達障害とことばの問題」（2019年10月12日（土））
• 『社会言語科学』2019年22巻1号 特集「日本語と日本社会をめぐる言語政策・言語計画」（もくじ）
• 一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会（JSTO）「小売業の多言語対応」（「表示・POP・ピクトグラム」）
• 観光庁「免税手続の多言語説明シート」
• 気象庁多言語ページ「Multilingual Information on Disaster Mitigation」
• ツイッター 気象庁防災情報
• 田中宝紀（たなか・いき）「なぜ、外国籍の子どもは特別支援学級の在籍率が高いのか？－拙速な判断で日本人の子どもの2倍以上に！」『ひみつ基地』2019年10月号 vol.80
• 『自治体国際化フォーラム』359号（2018年）（特集「災害時の外国人住民・訪日旅行者支援～2018年に発生した災害から学ぶ」）
• 愛知県「子育て外国人の日本語習得モデル事業」（2016年度）
• あいち多文化共生推進プラン2022
• 重野亜久里（しげの・あぐり） 2008 「医療通訳における課題解決にむけて」『国際人権ひろば』No.80
• 「あいち多文化共生推進プラン2022」（2018年）
• 『あいち多文化子育てブック〜あいちで子育てする外国人のみなさまへ〜』（2018年）
• 文部科学省「義務教育修了者が中学校夜間学級への再入学を希望した場合の対応に関する考え方について（通知）」（2015年）
• 『中国帰国者定着促進センター 紀要』（1〜12号、1993年〜2010年）
• 中国帰国者支援・交流センター
• 都道府県立高校（市立高校の一部を含む）における外国人生徒・中国帰国生徒等に対する2018年高校入試の概要（PDF）
• 多文化共生学校づくり支援サイト
• 外国にルーツをもつ子どものための学習支援サイト (関連リンク集)
• 多言語・学校プロジェクト
• 外国につながりのある児童・生徒の学習を支援する情報検索サイト
• 大学入試センター 外国語（「高等学校教科担当教員の意見・評価」「教育研究団体の意見・評価」など）
• 寺沢拓敬（てらさわ・たくのり）「民間試験の導入で英語教育は良くならない―入試を変えれば「話せるようになる」は幻想だ」朝日新聞『論座』
• 国立国会図書館デジタルコレクション
• 青空文庫
• 神戸長田の多文化・多言語コミュニティ放送局 FMわぃわぃ
• 東京都『東京防災』
• 災害時多言語情報（自治体国際化協会）
• 災害時の多言語支援情報サイト（かながわ国際交流財団）
• 復興支援指さし会話集（株式会社情報センター出版局 yubisashi.com）
• 12月21日（土）学術講演会・パネルディスカッション「AI時代の多文化共生」 （愛知県立大学地域連携センター）
• Pygmalion by Bernard Shaw（英語 全文）
• 全国言友会連絡協議会
• 沖縄県「「しまくとぅば」の普及継承に関する取組」
• 『withnews』「災害情報を「自動翻訳」に頼った結果……おかしな多言語に外国人は？」
• 『毎日新聞』「旧優生保護法を問う」
• 『毎日新聞』「優生社会を問う」
• 『日テレニュース24』「“日本手話”で生き生き学ぶ特別支援学校」
• 『ハフポスト』「広辞苑が「フェミニスト」の説明を変更。「女に甘い男」⇒変わった？」
• 『ハフポスト』「VERYでは、配偶者の呼び方が「主人」から「夫」になった。 時代は少しずつ変わっている」
• Guidelines for Inclusive Language | Linguistic Society of America
• 『朝日新聞』「HeとSheの二元化を超える単数形They」
• 『国立国会図書館 レファレンス協同データベース』「世界各国の識字率を調べる資料にはどのようなものがあるか。」
• 大阪府「識字施策の推進」
• 識字・日本語センター
• 『infoBRIDGE』「インドのキャッシュレス市場―インドで急速に拡大するキャッシュレス化、政府も様々な施策で利用普及を後押し」
• 『The WIRE』「Poor, Illiterate Women Will Be the Worst Casualty of Demonetisation」
• 土井佳彦（どい・よしひこ）「“やさしい日本語” なんて、ないのだ。」
• 土井佳彦「やさしさ」
• 障害保険福祉研究情報システム「情報アクセス」
• サピエ図書館
• ハートフルブック（LLブックなどのわかりやすい資料を知る・読む・作る）
• 埼玉福祉会「LLブック」
• 第15回 LLブックセミナー 知的障がい者のための わかりやすい参加型学習会プログラムの開発（2020年1月19日）
• スローコミュニケーション わかりやすい文章 わかちあう文化
• あべ・やすし「ことばのバリアフリーと〈やさしい日本語〉」（2018年）
• あべ・やすし「ことばのバリアフリーと〈やさしい日本語〉」（2019年）
• 交通エコロジー・モビリティ財団「バリアフリー推進事業」
• 交通エコロジー・モビリティ財団『2020 東京オリンピック・パラリンピックに向けたピクトグラム（図記号）のあり方検討事業成果報告書』（2019年3月、PDFファイル）
• 成田空港「ユニバーサルデザインサービス施設：カームダウン・クールダウン」
• 『SPLINTER』「How voice recognition systems discriminate against people with accents」
• 『The Economist』「In the world of voice-recognition, not all accents are equal」
• 『yanok.net』「札幌で見たJIS X 0213の文字」（文字コードとアイヌ語について）
• 『近代の日本語はこうしてできた―国立国語研究所第7回NINJALフォーラム』
• 「いま何もしなければ」なくなってしまう琉球諸語の絵本を出版（READYFOR クラウドファンディング）
• 言語復興の港
• 『沖縄タイムス』「しまくとぅば広告」
• 『沖縄タイムス』サブカテゴリー「しまくとぅば」
• 『琉球新報』「ウチナーグチ（沖縄の言葉）」タグ
• 沖縄しまくとぅば放送局
• 沖縄県「「しまくとぅば」の普及継承に関する取組を紹介します」
• 白水社 連載・エッセイ 第35回「日本手話」木村晴美
• 厚生労働省「旧優生保護法による優生手術等を受けた方へ」
• 全国手をつなぐ育成会連合会 本人活動支援委員会『子どもが できなくなる手術を、知らないうちにされた人は いませんか? 『旧優生保護法一時金支給法』わかりやすいパンフレット』
• スローコミュニケーション「「強制不妊救済法」が できた」
• 外国人高齢者と介護の橋渡しプロジェクト（セミナー「取材の現場から外国人高齢者問題を考える」3月15日）
• 継承語文献データベース
• 駐日ブラジル大使館「日本の学校に通うブラジル人児童生徒：理解を深めより幅広い協力を」

参考になる論文

• 木村護郎（きむら・ごろう）クリストフ 2010 「日本における「言語権」の受容と展開」『社会言語科学』13(1)、4-18
• オストハイダ、テーヤ 2006 「「母国語」か「母語」か—日本における言語とアイデンティティの諸相」『近畿大学語学教育部紀要』6(1)、1-15
• 杉本均（すぎもと・ひとし）／山本陽葉（やまもと・あきよ） 2019 「日本におけるフィリピン人外国語指導助手（ALT）の雇用問題 : 外国青年招致事業（JET）などを中心に」『京都大学大学院教育学研究科紀要』65、179-200
• 田邉祐司（たなべ・ゆうじ） 2015 「日本英語音声教育史 : 岩崎民平『英語 発音と綴字』における"教育的まなざし"」『専修人文論集』97、31-49
• ヤマダ カント 2001 「大言語話者による小言語学習／教育／研究の陥穽—「ありがたがられ効果」という用語の提案」『社会言語学』1号、101-103
• 金千秋（きむ・ちあき） 2012 「阪神・淡路大震災から東日本大震災へ多文化共生の経験をつなぐ─地域における多言語放送が多文化共生社会構築に果たせる可能性」『GEMC journal : グローバル時代の男女共同参画と多文化共生』7（東北大学グローバルCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」）、36-47
• 岡本雅享（おかもと・まさたか） 2009 「言語不通の列島から単一言語発言への軌跡」『福岡県立大学人間社会学部紀要』17(2)、11-31
• あべ・やすし 2012 「漢字圏の手話の呼称と「規範化」の問題」『ことばの世界』4号（愛知県立大学 高等言語教育研究所）、9-21
• あべ・やすし 2013 「金融機関の窓口における代読・代筆について―公共性とユニバーサルサービスの視点から」『社会言語学』13号、59-83
• あべ・やすし 2017 「台湾の図書館とその周辺─日本の状況と対比して」『社会言語学』17号、123-134
• あべ・やすし 2018 「情報保障に関する韓国の法制度概観」『社会言語学』18号、97-112
• 高嶋由布子（たかしま・ゆふこ） 2020 「危機言語としての日本手話」『国立国語研究所論集』第18号、121-148

関連動画／映画

• ヴェラ・リーガン「話し方に現れる人となり、みたいな」（TEDxDublin ユーチューブ）
• マサキチトセのクィア英会話（ユーチューブチャンネル）
• 東京の言語景観 2014（ユーチューブ）
• 沖縄ゆんたく放送「民俗資料博物館で見つけた方言札に感動」（ユーチューブ）
• 第18回 図書館総合展「障害者・本・図書館員をつなぐ図書館づくりのためにII」2016年11月9日（ユーチューブ）
• ルパル・パテル「指紋のようにユニークな合成音声」（TED）
• ことばのみなと（言語復興の港）（ユーチューブチャンネル）
• 公益財団法人アイヌ民族文化財団（ユーチューブチャンネル）

予定

• 第1回 多言語主義について／授業ガイダンス
• 第2回 『日本語学級の子どもたち—引揚げの子どもが出会う〈日本〉』（1983年）をよむ
• 第3回 言語的少数者にとっての学校
• 第4回 言語を学ぶということ
• 第5回 災害がうつしだす言語問題
• 第6回 ことばを矯正するということ
• 第7回 ことばと優生思想
• 第8回 ことばと性規範
• 第9回 ことばをクイアする
• 第10回 制度化された識字の問題
• 第11回 識字のユニバーサルデザイン？
• 第12回 ピクトグラムでみんなに通じる？
• 第13回 情報技術による多言語化と均質化
• 第14回 復権と解放のための言語権
• 第15回 まとめ