社会言語学 文献目録

あべ・やすし


 このページでは、社会言語学に関連する論文を メモしています。PDFなどの形式でウェブ上で公開されているものだけ あげています。


東 弘子(あずま・ひろこ)

2006 「批判的言説分析としての敬語分析--マスメディアにおける敬語・敬称の使用/非使用から」『社会言語学』6号、61-75

あべ・やすし

2003 「てがき文字へのまなざし--文字とからだの多様性をめぐって」『社会言語学』3号、15-30

2004 「漢字という権威」『社会言語学』4号、43-56

2012 「漢字圏の手話の呼称と「規範化」の問題」『ことばの世界』4号(愛知県立大学 高等言語教育研究所)、9-21ページ

2013 「金融機関の窓口における代読・代筆について―公共性とユニバーサルサービスの視点から」『社会言語学』13号、59-83

荒井幸康(あらい・ゆきやす)

2005 「1930年代のブリヤートの言語政策―文字改革、新文章語をめぐる議論を中心に」『スラヴ研究』52号、145-176

イ・ヨンスク

1987 「朝鮮における言語的近代」『一橋研究』12(2)、81-95

1999 「「正音」の帝国」『一橋論叢』121(3)、440-453

庵功雄(いおり・いさお)

2009 「地域日本語教育と日本語教育文法―「やさしい日本語」という観点から」『人文・自然研究』3号(一橋大学大学教育研究開発センター)、126-141

石田基広(いしだ・もとひろ)

2001 「言語政策と民族語 : ヘブライ語とイディッシュ語の場合」『言語文化研究』8号(徳島大学)、168-184

石部尚登(いしべ・なおと)

2010 「近年のベルジシスム擁護論とベルギーの規範主義的伝統」『埼玉学園大学紀要. 人間学部篇』10、245-257

板垣竜太(いたがき・りゅうた)

1999 「植民地期朝鮮における識字調査」『アジア・アフリカ言語文化研究』58号、277-316

糸魚川美樹(いといがわ・みき)

2001a (藤村逸子(ふじむら・いつこ)との共著)「フランス語における職業名詞の女性化 : カスティーリャ語との比較」『言語文化論集』23(1)、141-156

2001b 「「言語とジェンダー研究」における言語観」『社会言語学』1号、27-38

2002 「性差別をかたることば--社会言語学からみた「女性学」」『社会言語学』2号、

2010 「スペイン語における性をめぐる記述に関する予備的考察」『ことばの世界』2号(愛知県立大学 高等言語教育研究所)、55-66

岩槻知也(いわつき・ともや)

2006 「批判的リテラシー研究の動向とその意義」『京都女子大学発達教育学部紀要』2号、1-10

植田晃次(うえだ・こうじ)

2004 「朝鮮民主主義人民共和国における漢字教育 : 1990年代を中心に」『国際開発研究フォーラム』26号、163-178

植村要(うえむら・かなめ)

2008 「出版社から読者へ、書籍テキストデータの提供を困難にしている背景について」『コア・エシックス』4、13-24

大澤真也(おおさわ・しんや)

2008 「リーディング・ライティング研究における「リテラシー」の視点」『広島修大論集・人文編』48(2)、45-57

オストハイダ・テーヤ

2005 「聞いたのはこちらなのに… 外国人と身体障害者に対する「第三者返答」をめぐって」『社会言語科学』7(2)、39-49

2006 「「母国語」か「母語」か : 日本における言語とアイデンティティの諸相」『近畿大学語学教育部紀要』6(1)、1-15

シュテファン・カイザー

1994 「漢字神話と漢字学習 : 非漢字系学習者における漢字先入観について」『筑波大学留学生センター日本語教育論集』9号、61-71

2001 「日本語と漢字・日本人と漢字 : 日本語の表記と国内外における捉え方について」『国語科教育』50号、66-76

2002 「留学生(非漢字圏)の日本語力はなぜあがらないか」『筑波フォーラム』61号、37-41

糟谷啓介(かすや・けいすけ)

1987 「言語とヘゲモニー」『一橋論叢』98(4)、561-578

2007 「言語共同体概念再考」『言語社会』1号、104-125

片桐真澄(かたぎり・ますみ)

2003 「台湾原住民諸語を巡る諸問題と言語的共生への方策」『文化共生学研究』1(1)、93-106

金澤貴之(かなざわ・たかゆき)

1998 (吉野公喜(よしの・ともよし)との共著)「「聾」に関する社会学的研究の可能性と展望」『心身障害学研究』22、145-156

2001 (ほか4名との共著) 「ろう文化と社会学 : 聴者によるろう文化理解は果たして可能か?」『徳島大学社会科学研究』14号、1-53

亀井伸孝(かめい・のぶたか)

2004 「言語と幸せ――言語権が内包すべき三つの基本的要件」『先端社会研究』1号、131-157

菊池久一(きくち・きゅういち)

2003 「〈構成する活動〉としてのリテラシー」『教育学研究』70(3)、336-347

菊地浩平(きくち・こうへい)

2006 「手話言語の言語管理研究へ向けて」村岡英裕(編)『多文化共生社会における言語管理―接触場面の言語管理研究 vol.4(千葉大学社会文化科学研究所 研究プロジェクト報告書 第129集)』79-90

2008 「日本手話会話におけるターン・テイキング・メカニズム」『言語生成と言語管理の学際的研究--接触場面の言語管理研究 Vol.6(千葉大学人文社会科学研究科 研究プロジェクト報告書 Vol.198)』77-95

衣川隆生(きぬがわ・たかお)

2000 「就労を目的として滞在する外国人における識字能力の現状と今後の課題」『文藝言語研究・言語篇』37号、107-127

2003a 「就労を目的として滞在する外国人における書字能力の分析:横断的調査に基づくその一般的傾向について」『文藝言語研究・言語篇』43号、71-85

2003b 「就労を目的として滞在する外国人における書字能力の分析:横断的調査に基づくその一般的傾向について」『文藝言語研究・言語篇』44号、161-191

木村護郎クリストフ(きむら・ごろう くりすとふ)

2001 「言語は自然現象か--言語権の根拠を問う」『社会言語学』1号、39-55

2002 「言語論と通貨論の新たな接点--地域通貨の視点から」『社会言語学』2号、75-86

2010 「日本における「言語権」の受容と展開」『社会言語科学』13(1)、4-18

2012 「原発と英語―日本における普及過程、問題構造および対策の共通性」『社会言語学』12号、35-52

清川郁子(きよかわ・いくこ)

1992 「「壮丁教育調査」にみる義務制就学の普及--近代日本におけるリテラシーと公教育制度の成立」『教育社会学研究』51号、111-135

熊谷明泰(くまたに・あきやす)

2004a 「植民地下朝鮮における徴兵制度実施計画と「国語全解・国語常用」政策(上)」『関西大学人権問題研究室紀要』48号、A77-A230

2004b 「植民地下朝鮮における徴兵制度実施計画と「国語全解・国語常用」政策(下)」『関西大学人権問題研究室紀要』49号、A1-A57

2005 (鳥井克之(とりい・かつゆき)との共著)「日本統治期の台湾・朝鮮における「国語」教育(上)」『関西大学人権問題研究室紀要』51号、A1-A110

2006 (鳥井克之(とりい・かつゆき)との共著)「日本統治期の台湾・朝鮮における「国語」教育(下)」『関西大学人権問題研究室紀要』52号、17-169

2006 「賞罰表象を用いた朝鮮総督府の「国語常用」運動 : 「罰札」、「国語常用家庭」、「国語常用章」」『関西大学視聴覚教育』29号、55-77

黒谷和志(くろたに・かずし)

2002 「教育実践における批判的リテラシーの形成 : パウロ・フレイレの再評価をめぐって」『広島大学大学院教育学研究科紀要・第三部, 教育人間科学関連領域』50号、249-256

2007 「社会文化的アプローチからみたリテラシー教育の展開と課題」『北海道教育大学紀要・教育科学編』58(1)、237-248

小林卓(こばやし・たく)

2005 「図書館と多様性 : 多文化サービスの視点から」『図書館界』57(4)、240-249

2009 (高橋隆一郎(たかはし・りゅういちろう)との共著)「図書館の多文化サービスについて―様々な言語を使い,様々な文化的背景を持つ人々に図書館がサービスする意義とは」『情報の科学と技術』59(8)、397-402

近藤健一郎(こんどう・けんいちろう)

2005 「近代沖縄における方言札の実態 : 禁じられた言葉」『愛知県立大学文学部論集・国文学科編』53号、3-14

坂本恵(さかもと・めぐみ)

2008 「災害時の多国籍住民支援はどこまできたのか―日本における言語権の確立に向けて」『福島大学地域創造』20(1)、4-15

佐野直子(さの・なおこ)

1999 「フランシタン (Francitan) への考察」『一橋論叢』122(2)、282-297

砂野幸稔(すなの・ゆきとし)

2005 「セネガルにおける言語ナショナリズムの系譜」『熊本県立大学文学部紀要』11号、17-43

須田風志(すだ・かざし)

2006 「「国際化」の中の「逸脱した日本語」について」『WEB版リテラシーズ』3(1)、11-20

角知行(すみ・ともゆき)

2002 「リテラシー研究法としてのエスノグラフィー」『天理大学学法』53(2)、59-73

2004 「イデオロギーとしての「漢字」―識字(リテラシー)の観点から」『天理大学人権問題研究室紀要』7、45-59

2005 「「日本人の読み書き能力調査」(1948)の再検証」『天理大学学報』56(2)、208-105

2006 「ローマ字の可能性―日本語教科書調査から」『外国語教育』32、111-120

2011 「文字をめぐる支配と対抗―識字作文をエスノグラフィーとしてよむ」『天理大学人権問題研究室紀要』14、1-21

牲川波都季(せがわ・はづき)

2002 「同化主義としての「学習者中心」」『早稲田大学日本語研究教育センター紀要』15号、163-177

2004 「日本語教育における言語と思考 : その意味づけの変遷と問題点」『横浜国立大学留学生センター紀要』11号、61-85

2005 「日本人の考え方を理解するということ : 90年代末以降の日本語教育実践から」『早稲田大学日本語研究教育センター紀要』18号、67-90

2006 「戦後日本語教育史研究の課題 : 日本語ナショナリズムに関する文献レビューから」『横浜国立大学留学生センター教育研究論集』13号、31-53

添田祥史(そえだ・よしふみ)

2008 「識字実践における親密圏に関する一考察」『飛梅論集 : 九州大学大学院教育学コース院生論文集』8号、37-52

田中克彦(たなか・かつひこ)

1985 「西洋人はシナ語をどう見てきたか : アウグスト・シュライヒャーのばあい」『言語文化』22号(別冊)、5-15

塚原信行(つかはら・のぶゆき)

2001 「言語権と言語政策評価--スペインの事例」『社会言語学』1号、75-82

2009 「スペイン・カタルーニャ自治州における司法通訳制度に関する研究」『イスパニカ』53、127-149

寺沢拓敬(てらさわ・たくのり)

2008 「小学校への英語教育導入に関する論争の分析」『言語情報科学』6(東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻)、207-225

2009 「社会環境・家庭環境が日本人の英語力に与える影響―JGSS-2002・2003の2次分析を通して」『JGSSで見た日本人の意識と行動 : 日本版General Social Surveys研究論文集』8(大阪商業大学)、107-120

2013 「戦後日本社会における英語志向とジェンダー―世論調査の検討から」『言語情報科学』11(東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻)、159-175

富谷玲子(とみや・れいこ)

2009 「ニューカマーとの共生と日本語教育―言語計画からの分析」『神奈川大学言語研究』31、29-48

2009 (内海由美子(うつみ・ゆみこ)/斉藤祐美(さいとう・ゆみ)との共著)「結婚移住女性の言語生活―自然習得による日本語能力の実態分析」『多言語多文化実践と研究』2号、116-137

2010 「地域日本語教育批判─ニューカマーの社会参加と言語保障のために」『神奈川大学言語研究』32、59-78

2011 「日本語の書き言葉をめぐるニューカマーのストラテジー」『神奈川大学言語研究』33、65-77

仲潔(なか・きよし)

2006 「言語政策としてのJETプログラム(II) : 制度的側面における課題と提言」『九州女子大学紀要. 人文・社会科学編』42(3)、15-32

野元弘幸(のもと・ひろゆき)

1999 「多文化社会における教養の再構築 : 外国人住民の非識字問題を中心に」『教育学研究』66(4)、436-442

林正寛(はやし・まさひろ)

1983 「「ディグロシア」とクレオル研究」『一橋研究』7(4)、131-146

1987 「ピジン・クレオール研究略史」『一橋論叢』98(1)、97-114

1998 「言語から見た、中央の周縁化と周縁の中央化」『一橋論叢』120(2)、154-169

原聖(はら・きよし)

1987 「少数言語にとっての標準語をめぐって」『一橋論叢』97(6)、828-848

原田祐貨(はらだ・たおか)

2005 「沖縄の大学生の方言、標準語、英語の使い分けに見られる言語ヘゲモニー」『自然人間社会/関東学院大学経済学部教養学会』38号、37-54

前田均(まえだ・ひとし)

1984 「「同文」考―日中同形漢字熟語研究のために」『山邊道 : 国文学研究誌』28、73-80

2009 「日本語教師が加害者になるとき」『天理大学人権問題研究室紀要』12、49-62

2010 「国語学の盲点としての海外日本語の変種」『日本言語文化研究』14号、12-23

ましこ・ひでのり

1996 「固有名詞にみる社会変動―近代日本語圏における漢字の潜在的諸機能」『社会学評論』47(2)、200-215

1997a 「国語の発明、方言の発明、国史の発明」『沖縄文化研究』23号、173-200

1997b 「国語概念を解体する国語教育史 : 「沖縄をテーマとした国語読本の編成に関する研究(第二集)」の再検討を中心に」『沖縄大学地域研究所年報』9号、57-68

2001 「言語差別現象論--「言語学の倫理と社会言語学の精神」の確立のために」『社会言語学』1号、3-26

2002 「現代日本語における差別化装置としてのかきことば--漢字表記を中心に」『社会言語学』2号、57-73

三ツ井崇(みつい・たかし)

2000 「朝鮮総督府「諺文綴字法」の歴史的意味 : 審議過程の分析を通して」『一橋研究』25(1)、137-164

2001 「朝鮮語「近代化」論をめぐって」『社会言語学』1号、57-65

宮崎康支(みやざき・やすし)

2007 「地域メディアにおける『やさしい日本語』:ラジオ放送を中心に」『KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies review』8号、1-14

八鍬友広(やくわ・ともひろ)

2003 「近世社会と識字」『教育学研究』70(4)、524-535

安田敏朗(やすだ・としあき)

2000 「「言語政策」の発生―言語問題認識の系譜」『人文学報』83号、143-183

2007 「多言語化する日本社会のとらえ方 : 『事典 日本の多言語社会』書評をかねて」『言語社会』1号、129-144

矢野泉(やの・いずみ)

1995 「多文化教育としての識字」『東京大学教育学部紀要』34号、401-409

山田尚勇(やまだ・ひさお)

1991 「文字論の科学的検討」『学術情報センター紀要』4号、261-318

1994a 「聴覚的言語と視覚的言語 : 増訂版」『学術情報センター紀要』6号、199-247

1994b 「多すぎる漢字・漢語にどう応えるか」『学術情報センター紀要』6号、249-290

1995a 「常用者のための日本文入力法の基礎的研究について」『学術情報センター紀要』7号、73-112

1995b 「感覚障害者における大脳の言語処理機能について」『学術情報センター紀要 7号、253-311

1997 「情報化社会の国際化と日本語」『学術情報センター紀要』9号、33-71

山本武利(やまもと・たけとし)

1969 「明治後期のリテラシー調査」『一橋論叢』61(3)、345-355

山本真弓(やまもと・まゆみ)

2003 「言語的近代を支える言語イデオロギーと<われわれ>の言語意識 : 地域を越えた言語共同体の視点から」『山口大学文学会誌』53号、A17-A41

吉田欣吾(よしだ・きんご)

2001 「フィンランドにおける言語的少数派と言語権保障」『東海大学紀要・文学部』75号、67-86

2005 「サーミ語法改正とフィンランドの言語政策」『東海大学紀要・文学部』83号、140-130

米田信子(よねだ・のぶこ)

1997 「民族語に対するタンザニアの言語政策」『大阪外大スワヒリ&アフリカ研究』7号、34-50

李守(リ・スウ)

2004 「日本語はそと、国語はうち : 日本語の国際化をめぐる言説」『学苑』764号、I-X

渡辺克典(わたなべ・かつのり)

2004 「吃音矯正の歴史社会学―明治・大正期における伊沢修二の言語矯正をめぐって」『年報社会学論集』17号、25-35



社会言語学 関連学会/研究会

参考リンク


(2008年 9月20日 掲載)


あべ・やすし (ABE Yasusi)

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