多文化社会とコミュニケーション—多文化の視点からみた日本社会
愛知県立大学 2019年度 前期(金曜 3限・4限)
あべ やすし
abeyasusi@gmail.com
配布プリント
参考になるサイト/ページ
参考になる論文
関連動画/映画
おおまかなテーマ
ひとつの地域のなかに、さまざまな文化が共存していることを多文化社会というならば、日本もまた多文化社会であるといえる。問題は、その内実であり、認識である。具体的にいって、それはどのような「共存」なのか、日本社会のありようは、どのように語られているのか。医療や図書館、食文化、性的少数者をめぐる社会制度の問題など、さまざまなテーマに注目しながら、社会のなかの文化、集団のなかの個人について議論する。他者に対する態度という視点から、日常のコミュニケーションのありかたをふりかえる。
予定
- 第1回 授業ガイダンス─カテゴリーとしての「文化」
- 第2回 「多文化」はどのように語られてきたか
- 第3回 多数派には名前がない—関係の非対称性について
- 第4回 集団意識について—同化と他者化
- 第5回 人の移動と国籍
- 第6回 日本の多言語状況
- 第7回 医療通訳について
- 第8回 図書館の多文化サービス
- 第9回 ことばのバリアフリー
- 第10回 多文化社会における食文化
- 第11回 ヘイトスピーチのさきにあるもの
- 第12回 ことばの規範と言語態度について
- 第13回 「コミュニケーション能力」ですって?
- 第14回 多文化社会におけるテストのありかた
- 第15回 試験